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浄化槽工事

  下水道が整備されていない地域では、浄化槽が不可欠です。「単独処理浄化槽」は、汚物のみの処理なので生活廃水を垂れ流し河川や海を汚すことになってしまいます。それに対するものとして「合併処理浄化槽」があります。
  最近では、浄化槽メーカーも環境問題に配慮し合併処理浄化槽に力を注いでいます。
 
  合併処理浄化槽の普及こそが、河川や海の汚染防止に大きく貢献するものと(有)佐藤設備は考えています

合併処理浄化槽の仕組み

  汚水は、まず嫌気ろ床槽に入ります。ここでは、汚水中の浮遊物が取り除かれると共に、ろ材の表面に付いた嫌気性微生物 (酸素のないところで繁殖する微生物)が汚水に含まれる有機物を食べて掃除してくれます。そしてもう一つの嫌気ろ床槽で同じ処理を繰り返してから、接触ばっ気槽に入ります。ここでは好気性微生物(酸素のあるところでさかんに繁殖する微生物)が待っていて、ブロワーから送り込まれる空気の助けをかり、更に有機物を分解します。こうしてきれいになった上澄みの水は消毒槽で消毒され放流されます。有機物を分解して増加した微生物は汚泥となって沈殿槽に沈みます。そのため年に1回、沈殿槽の清掃が必要です。

ワンポイント学習

いま皆さんのご近所でも下水道工事が行われている所があるのではないでしょうか?
以前、広島県の横山さんからいただいたメールに、
「下水の共用が始まったものの、まだご自宅が新しく浄化槽を取り壊して下水に接続をする気にもなれず、そのままになっているけれど、5年すれば強制的に下水にしなければいけなくなる」
と、ありました。
現実問題として下水道への接続工事を行うとなれば、費用もかかってきます。まだ充分機能している浄化槽を取り壊すのも何だかもったいないですよね。そこで下水道っていったい何なのか考えてみましょう。

まずは 下水道の目的は?

◆汚水の速やかな排除により快適な生活と良好な環境が得られる。
(従来のように敷地内に汚水を留めておかなくていいわけだよね)
◆雨水を速やかに排除して浸水をなくす。
(昨年の東海地方の大浸水。この点には下水道だけでなく諸条件の改善も必要でしょう)
◆汚水を処理してから放流することにより公共用水域の水質汚濁防止が期待できる。
◆下水道本来の目的以外の機能
(例えば処理水の有効利用・汚泥の有効利用など)
*なぜ下水道の利用が義務づけられるのでしょう。
ずばり、下水道施設が整備されても住民が従来の排水方法を続けていたら上記の目的が達成されないからです。ですから、下水道の共用が開始されたら遅滞なく下水を公共下水道に流入させるために必要な排水設備を設置しなければならないとされています。 極論ですが、浄化槽を取り壊すのがもったいないとか、何か支障があるのでしたら、浄化槽の放流先を下水に接続する方法もあります。が、浄化槽の維持管理やその他諸々考えますと、やはり潔くあきらめて浄化槽を取り壊して下水に接続しましょう。 信頼できる業者(各地区の指定店)を選んで見積もりをしてもらって、工事内容をちゃんと 説明してもらって工事してもらいましょう。2~3社見積もりをとって金額と工事内容を比較してみると良いでしょう。

日々の生活の中で忘れてはいけないこと

汚水・雑排水が自分の敷地を出てしまったら関係なくなるとどこかで思っていませんか?
まずは、汚れを出さない工夫をしましょう(油を流さない・洗剤を使いすぎない etc.)。
宅内の配管を守ることにもつながります。
有限会社佐藤設備
〒481-0001
愛知県北名古屋市六ツ師松葉115
TEL.0568-22-5726
FAX.0568-22-5080
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